居合(いあい)とは、不意の攻撃などに対し、とっさに刀を抜いて敵を制する術を体系化した剣術です。
戦いの中で生まれたものであり、そこには多くの犠牲、そして先人の研鑚努力によって完成された理合があります。
また、剣の技法だけではなく、心に重きを置いた「動く禅」としての側面も持ち合わせており、身体の鍛錬と精神の練磨する道として、年齢・性別を問わず親しまれています。

誠眞館では、「実際に斬ることのできる居合」をモットーとして、佛剣雲流平法戸山流居合道 を稽古しております。




佛剣雲流平法は、細尾夕雲先生が門外不出である家伝の抜刀術に「雲」と名付け、口伝のみであったものを体系つけ、確立したものであります。
人を斬るための理合を追求した甲冑刀法であり、まさに斬る技を持った居合となってります。



佛 剣 雲 流 平 法 〜 抜 刀 術(霞の太刀より)

袖返し               山崩し



佛 剣 雲 流 平 法 〜 居 合 術(雲の太刀より)

【 座業三本目:左前方の敵 】
切り掛かる敵の太刀を右斜め前に踏出し、受け流す
→ 体勢の崩れた敵を真向に斬る → とどめの突きを入れる







戦前の陸軍戸山学校に於いて、将校に軍刀の使い方を教える為、代表的な古流刀法の研究に基づき作成された抜刀法です。

戦場(野戦)を想定してるため、全て立ち居合のみの構成になっています。また、実用性のない技は排除することにより、実際に斬ることのできる居合になっています。


【 一本目:前方の敵 】
抜打ちに切上げる → 頭を守りつつ振りかぶり、トドメに真向に切下げる




Copyright (C) 2004-2005 SEI-SHIN-KAN All Rights Reserved.