居合(いあい)とは、不意の攻撃などに対し、とっさに刀を抜いて敵を制する術を体系化した剣術です。
戦いの中で生まれたものであり、そこには多くの犠牲、そして先人の研鑚努力によって完成された理合があります。
また、剣の技法だけではなく、心に重きを置いた「動く禅」としての側面も持ち合わせており、身体の鍛錬と精神の練磨する道として、年齢・性別を問わず親しまれています。
誠眞館では、「実際に斬ることのできる居合」をモットーとして、佛剣雲流平法 と 戸山流居合道 を稽古しております。
戦前の陸軍戸山学校に於いて、将校に軍刀の使い方を教える為、代表的な古流刀法の研究に基づき作成された抜刀法です。
戦場(野戦)を想定してるため、全て立ち居合のみの構成になっています。また、実用性のない技は排除することにより、実際に斬ることのできる居合になっています。
【 一本目:前方の敵 】
抜打ちに切上げる → 頭を守りつつ振りかぶり、トドメに真向に切下げる